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本場の太極拳をやってみませんか
陳氏太極拳教室 会員募集中
指導者 守谷 太裕(中国武術歴21年)
太極拳コース&料金
※養生クラスか武術クラス、どちらかお好きな方をお選びください。途中で変えることもできます
個人レッスン コース&料金 |
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体験コース |
基本の立ち方と単手正面纏絲 |
1回のみ 1時間 3000円 |
陳氏太極拳の基礎であり、陳氏太極拳の特徴でもある纏絲勁を表現する代表的な動作でもある、纏絲功の中の単手正面纏絲を体験してもらいます。 |
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短期コース |
陳氏和諧太極十三式 |
1.5~2 時間/回
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簡単で学びやすい13の動作で出来た套路(型)で、一回通して練習するのに2~3分ほどの短いものです。陳氏太極拳の雰囲気を味わうにはちょうどいいかと思います。 |
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入門コース |
放鬆功 8種類の動作からなる全身を緩める体操 纏絲功 8種類の纏絲動作 基本功 太極起勢と站樁功、太極行歩の3つ 十九勢 老架一路を元に簡略化した入門套路(型) 単 剣 点剣、撩剣などの基本動作 |
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初級コース |
老架一路 全75動作、発勁や跳躍動作は分解して練習。 単 剣 全49動作からなる剣の套路。 |
1.5~2 時間/回 |
提昇コース |
老架一路で分解して覚えた動作を繋げたりなどのレベルアップを図ります。要求は少し高くなります。 |
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推手コース |
単推手、双推手(四正推手) |
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二人一組で行う、対練です。 手首同士を触れ合わせ、相手を推したり、 相手が推して来る力を感じ取りながら、その力を受け流したりしていきます。 老架一路の身法の確認にもなり、実戦練習の第一歩にもなります。 |
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※基本は曜日と時間帯は固定制となります。 |
太極拳について
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陳家溝太極院ホームページ
太極拳の起源
現在太極拳は6大流派(陳氏、楊氏、武氏、呉氏、孫氏、趙堡架)があると言われています。
陳氏太極拳はその中の一流派であり、その他太極拳の元になった太極拳とも言われています。
陳氏太極拳を創始したのは、陳王廷説が一番有力だと言われています。
陳王廷は、明が滅亡してからは、故郷の河南省温県陳家溝に隠居し、忙しい時は田畑を耕し、暇な時は拳法を造り、弟子や子孫に教えていた。
この拳法こそが、陳氏家伝の武術に戚継光(明末有名な武将)がまとめた拳経三十二勢、太極の哲理、中国伝統医学の理論、そして導引、吐納之術を取り入れ、対敵だけでなく健康増進も目的として造られた太極拳でした。
陳王廷が残したものは、太極拳五路、炮捶一路、長拳一百八勢、推手、刀、槍、剣、棍、鐗、粘槍などの兵器だったと言われています。
時代は下って、陳氏十四世陳長興は、一族に伝わっていた套路を整理し、太極拳一路、二路にまとめました。
陳長興
これらは後に大架、もしくは老架と呼ばれるようになりました。
また陳長興は門規を破って、楊露禅を弟子にしたことでも有名です。
楊露禅は生涯において三度陳家溝に赴き、陳長興について十余年、太極拳を学びました。
楊露禅
北京に出て王族らを指導するようになって後、親子三代に渡ってより柔らかい動作に改変し、今の楊氏太極拳になった、と言われています。
現在、陳氏太極拳で有名な嫡伝人は、陳小旺(第11代)、陳炳(第12代)などおり、陳家溝国際太極院や陳炳太極院などを開き、国際的に太極拳を広める活動に力を入れています。
24式簡化太極拳
1956年、中国国家体育委員会は、太極拳の専門家を集め、この楊氏太極拳を元に24の動作からなる太極拳の普及と健24式簡化太極拳を作り上げました。
現在、中国の公園や日本のテレビ、雑誌などで主に紹介されるのは、ほとんどがこの24式簡化太極拳です。
太極拳はなぜ健康に良いのでしょうか
今や世界中で健康効果が認められている太極拳ですが、元々は中国伝統の武術の一派で、柔よく剛を制す拳法です。
諸説ありますが、陳王廷という人が家伝の武術に太極陰陽の理や中国伝統医学の理論、導引吐納の術(体操や呼吸法)を結合させ、創ったと言われています。
中国伝統医学では、気血の流れがよくないと、病を引き起こす、と考えています。太極拳の動作はゆっくり緩やかで、各関節を緩めてつなげ、意念で気を全身に巡らせます。
経絡が通り、気血の巡りがよくなると、新陳代謝や各臓腑機能のアップだけでなく、外界環境に対する適応力や疾病に対する抵抗力が増強されます。
太極拳の呼吸は深く長く、新しい気を吸い込み、古い気を吐き出すのに効果的な上、腹式呼吸による横隔膜の上下運動や腰の回転などは内臓に対してのマッサージ作用があります。
更には、練習時に筋肉や関節を緩め、心を静かにすることで、脳の休息となり、緊張状態を解除します。
これらが病を癒し、抗老化にもつながるのです。
まさに、太極拳の古い経典に、“詳推用意終何在,益寿延年不老春。”(追求しつくすその目的は最終的にどこにあるのか、それは寿命を延ばして、永遠の青春に至ることである。)とある通りです。
当院で練習する套路
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放鬆功
放鬆功は陳炳が創編したものです
放鬆功の動作は、身体の関節部位を内から外、上から下の順に配列してあり、練習時に調心、調息、調身を心掛けることで、ゆっくりとした動作の中に静、鬆、穏を求め、最終的には柔に至ります。
動作は簡単で覚えやすく、いつでもどこでも練習することができ、8つの動作全てを練習してもいいですし、必要に応じていくつかの動作を選び、練習してもいいでしょう。
この放鬆功は、陳氏太極拳第十二代嫡宗伝人陳炳が創編したもので、陳家溝国際太極院における日常必修課目であり、多くの練拳愛好者にも受け入れられています。
放鬆功‐動作名称
1 静心功 2 放鬆頭頸
3 肩胸伸展 4 躯幹旋転
5 側体展臂 6 脊背鬆合
7 提踵下蹲 8 提膝独立
下記はビデオのリンクで、クリックすればご覧になれます
陳炳ー放鬆功ビデオ
陳炳ー陳氏和諧太極13式ビデオ
陳氏十九勢太極拳
時代の発展に応じて、陳氏太極拳の国際普及化を推し進めるために、陳家溝陳氏十九勢太極拳掌門人陳小旺がその四十年近い練拳と教学の経験から、伝統陳氏太極拳の動作から重複動作を除外し、簡略化した套路を創編しました。
この套路は、短く簡単で学びやすくできていますが、太極拳本来の風采を残しているので、欧米各国で盛んに行われているだけでなく、陳氏太極拳普及の最初に選ばれる套路でもあります。
2002年、焦作師太極拳普及初級教材の中にも組み入れられ、小中学校学習の普及套路にもなりました。
陳家溝国際太極院では基本功の後、最初に学習する套路です。
陳氏十九勢太極拳‐動作名称
1 預備勢 2 金剛出廟
3 懶扎衣 4 上歩斜行
5 上三歩 6 左掩手肱拳
7 双推掌 8 倒巻肱
9 閃通背 10 右掩手肱拳
11 六封四閉 12 運手
13 高探馬 14 右蹬一跟
15 左蹬一跟 16 野馬分鬃
17 玉女穿梭 18 金剛搗碓
19 収勢
下記はビデオのリンクで、クリックすればご覧になれます
陳小旺-陳氏十九勢太極拳ビデオ
陳氏太極拳老架一路
太極拳は400年近く前に誕生しました。その伝承過程で多くの分派を生み出し、中でも陳氏、楊氏、呉氏、武氏、孫氏の五系統は五大太極拳と言われています。
陳氏太極拳老架一路は、陳氏太極拳の中でも最も古い套路の一つで、75の動作から構成され、一般的には完全に套路を演武すると、15分前後かかります。
太極拳では、以意行気,以気運身という言い方があり、意(心の働き)をもって気を巡らせ、その気が身体を動かしていく、という考え方です。関節を緩め、ゆっくり柔らかく動くことで、末端まで気を巡らせていきます。気が通るということは、中国伝統医学的には健康的な状態であり、 武術としては、敵を倒すための効果的な力が出る、ということにもなります。
つまり、自分は練習過程において健康になり、その武功により相手を倒すこともできるという、内外兼修の内功拳であると言えます。
その動作は柔を主とし、呼吸は軽く、ゆっくりと動き、各関節が連動し、途切れることがなく、リラックスした中にも芯があり、各年齢層、様々な体質の方でも練習できる套路です。
老架一路‐動作名称
1預備勢 2金剛搗碓 3懶扎衣
4六封四閉 5単鞭 6金剛搗碓
7白鶴亮翅 8斜行 9搂膝
10上三歩 11斜行 12搂膝
13上三歩 14掩手肱拳 15金剛搗碓
16撇身拳 17青龍出水 18双推手
19肘底看拳 20倒巻肱 21白鶴亮翅
22斜行 23閃通背 24掩手肱拳
25六封四閉 26単鞭 27運手
28高探馬 29右擦脚 30左擦脚
31左蹬一跟 32上三歩 33撃地捶
34踢二起 35护心拳 36旋風脚
37右蹬一跟 38掩手肱拳 39小擒打
40抱頭推山 41六封四閉 42単鞭
43前招 44後招 45野馬分鬃
46六封四閉 47単鞭 48玉女穿梭
49懶扎衣 50六封四閉 51単鞭
52運手 53双擺脚 54跌岔
55金鶏独立 56倒巻肱 57白鶴亮翅
58斜行 58閃通背 60掩手肱拳
61六封四閉 62単鞭 63運手
64高探馬 65十字脚 66指裆捶
67猿猴献果 68単鞭 69雀地龍
70上歩七星 71下歩跨肱 72転身擺蓮
73当頭炮 74金剛搗碓 75収勢
下記はビデオのリンクで、クリックすればご覧になれます
陳小旺ー陳氏太極拳老架一路ビデオ
陳氏太極剣
剣は古代では兵中の“帥”と呼ばれ、普段使う兵器というよりは、通常は王侯や将軍、宰相の権利の象徴であったり、あるいは文人や雅客が身を守るために携帯していたものなので、比較的手軽に作られていて、持ち歩くのにとても便利です。
そのため構造も薄くできているので、強く叩き斬ったり重い兵器を受け止めたりはできず、刺したり削ぎ斬ったりするようなものが多く、剣の風格はスピーディで優雅なものになっています。
陳氏太極剣‐動作名称
1単剣起勢 2朝陽剣 3仙人指路
4青龍出水 5護膝剣 6閉門勢
7青龍出水 8翻身下劈剣 9青龍転身
10斜飛 11展翅点頭 12撥草尋蛇
13金鶏独立 14仙人指路 15蓋攔勢
16古樹盤根 17餓虎撲食 18青龍擺尾
19倒倦肱 20野馬跳澗 21白蛇吐信
22烏龍擺尾 23鐘馗仗剣 24羅漢降龍
25黒熊翻背 26燕子啄泥 27白蛇吐信
28斜飛 29鷹熊闘智 30燕子啄泥
31摘星換斗 32海底捞月 33仙人指路
34鳳凰点頭 35燕子啄泥 36白蛇吐信
37斜飛 38左托千斤 39右托千斤
40燕子啄泥 41白猿献果 42落花流水
43上下斜刺 44斜飛 45哪吒探海
46怪蟒翻身 47韋駄献杵 48磨盤剣
49単剣収勢
下記はビデオのリンクで、クリックすればご覧になれます
陳氏太極剣ー単剣ビデオ
太極推手
太極推手とは、太極拳套路練習の基礎の上に、同時進行的に行う相対実戦訓練で、搭手と呼ばれる、互いの手首を触れ合わせた状態から、皮膚感覚を頼りに相手の勁力の大小、方向、速度などの変化を感じ取り、吟味し(聴勁)、推したり相手の力を受け流したり(化勁)する攻防の変化の中で反応能力を養い、また互いの拳架を検査検証し合い、技芸のレベルアップを目的とした練習方法です。
勝負を目的とした練習ではないので、柔らかく行い、互いに切磋するために助け合う練習でもあります。
また、伝統太極推手は、古くは擖手(kāshǒu)とか擱手(gēshǒu)とも呼ばれ、気品のある切磋交流形式の一つで、現在でも大陸や台湾では競技推手など、実戦形式の試合なども行われています。
単推手
最も簡単な動作で、太極推手の変化原則(不丢不頂、恃巧不恃力)を学びます。
挽 花
両腕の纏繞能力の増強、肩肘の鬆沈の促進など、主動や被動の状態の中での機敏さや全身の協調配合の変化能力などを訓練します。
定 歩
動作を複雑化し、変化を多くした条件の下、更に一歩進んだ太極推手の原則要求を学び、合わせて、掤、捋、擠、按などの方法を運用し、全身随曲就伸、見力化力の反応能力などの検査検証をします。